内部の言葉

English

現象:自然に起きてしまう変化
視覚法則:知覚の働き
判断:現象に対して起きる内部の働き
行為:身体の動き
生成:生まれる現象

思考の辞書:絵画内部の三相

現象に対して内部で起きる方向づけの働き。前層では連続し、後層では停止する。

視覚法則が起動する手前、あるいはそれらが物質的な形や秩序として立ち現れる以前の初源の領域。方向・重心・中心がまだ分化せず、像の運動が始まっていない状態。外観のみが収束しているミニマリズム(ステラなど)も、視覚の生成が起きていないという意味でここに分類される。視覚法則は未起動

 画面上の現象に対して、眼が自然に働かせる規則(重心・方向・中心など)。 起動すると、見たものをまとめ、安定へ向かわせようとする力として働く。 生成前ではまだ眠っており、前層では起動し続けるが収束せず、後層で安定に至る。

 判断が生じる前の内部の静止域。現象はあるが、まだ方向づけが起きていない。

描く行為と見つめる判断を往復する間に潜む、最も深い内側の層中心がまだ生まれていない層。中心が生まれ、動き、呼吸を始める直前の原初の揺らぎの場。

内側の揺らぎ(Before-Origin)が画面に現れ、視覚法則が常に起動し続けるが収束しない。見る者の目を遊泳させ続ける動的な現象の領域。判断は止まらず、像は収束せず、複数の可能性が同時に開かれている。生成が継続する。

判断の連続・重心の揺れ・方向の開き・中心の非固定・生成の継続によって成立する作動のまとまり。

重心が揺れ続ける中で一時的に現れる中心。位置は固定されず、次の判断を生む起点として働く。

像の内部で重心が一点に落ちず、複数の可能性の間を移動し続ける状態。

 視線や判断が一方向に収束せず、複数の方向へ開かれている状態。

判断が停止せず、次の判断を呼び込み続ける作動。前層の基調。

像が生まれ続ける現象。構造には至らず、開かれたままの状態。

活性化された視覚法則が最終点または確固たる秩序へと収束し、静的で固定された現象を生み出す領域。

判断は停止し、方向は収束し、重心は一点に集中し、中心は固定される。イメージは閉じ、均衡が確立される。

構造 判断の停止によって成立する均衡。像が閉じ、意味の磁力が生じる。

画面を支配し、全体のバランスを統御するために中央(あるいは特定の基点)に固定される中心。

揺れていた重心が一点に落ち、像の均衡が成立する状態。

複数の方向が一方向へ収束し、視線が止まる状態。

判断が連続をやめ、像が閉じる働き。視覚法則が完全に安定・調和し、鑑賞者はそれ以上の視覚的探求を求められなくなる段階

Ryuji Moriyama 森山龍爾