
1990年代のアトリエ ここで私の作品の初期の構造が形作られました。
子どものころから絵画に親しんでいました。
かつて子供たちの絵を解説する中で、「誰もが本来持っている創造性の本質」に出会いました。そこには、既存の美術の権威は何の関係もなく、役にも立たないことを知りました。私の「中心」の探求は、この気付きに基づいています。この気づきは、私が“中心”を通して絵の生成そのものを考える出発点となりました。
長い制作の中で、画面の中心を取り巻く力学を探求し続けてきました。
中心とは固定点ではなく、視覚法則が最初に反応する“現象の核”であり、そこから視覚法則には収束前の“前層”と、収束後の“後層”があるという理解へ至りました。
この視点から絵画史を見渡すと、モダニズムが「絵とは何か」を追求し、ポストモダンが「絵の外側に根拠を求めても、絵の視覚法則の動作そのものを扱う層が欠けていたことが分かります。
私の探求は、その欠落した層を扱うものであり、どちらにも属しません。
私は絵画を通して、普遍的な調和と静謐な力学を追求しています。
現在は、その集大成として二・五メートルの大作に挑んでいます。
既存のシステムに頼らず、このサイトを開いたのは、実体と反映を往復させるためです。
ここでの試みが、次の制作の糧となることを願っています。
森山 龍爾
プロフィール
森山龍爾 (Moriyama Ryuji)
1957年生まれ。東京を拠点に活動

o 1980 年 創形美術学校 卒業 (一席、卒業制作「黒い四角」で初めて「中心」が表れる。
学校より個展費用を与えられる)
o 1981 年 創形美術学校研究科 修了 (この頃、二つの中心のある「door」を制作。みゆき
画廊にて個展を開催。ブロックについた絵具三原色のシミから衝撃を受ける)
個展・受賞歴など:
o 1991 年 なびす画廊にて個展開催
o 1996 年 ホルベインスカラシップ奨学生
o 2000 年 第 1 回山本鼎版画大賞展 入選
o 2000 年 島根県立美術館ギャラリーにて個展開催
o 2009 年 はるひ絵画トリエンナーレ 入選
o 2012 年 「現代抽象 13 の表現」展 出品
o 2013 年 ギャラリー福山にて個展開催
o 2014 年 ISE ニューヨーク・アートサーチ展 出品
o 2015 年 ギャラリー福山にて個展開催
o 2016 年 ニューヨーク アートエキスポ 出品
o 2019 年 FACE 展 2019 入選
o 2019 年 Gallery ジ・アース・鎌倉にて個展開催
o 2020 年 FACE 展 2020 入選
o 2024 年 Cloud9 ギャラリーにて個展開催
o 2024 年 東京インターナショナルアートフェア 参加
- 淀みないリズム
- 脅しでない画面の色彩
- 最小限の要素で最大限の効果
- 一流のものは静かである
- 生き生きとした開放感
ブログ「深読み先生お絵描き教室日記] 子どもの絵について解説しています。
